インフルエンザ予防投与
インフルエンザの感染をどうしても予防したい方に!!!
今年は年内のインフルエンザの流行が予想されており、
東京でも感染者の報告が相次いでいます。
実は、インフルエンザへの感染をどうしても防ぎたい場合、
インフルエンザ治療薬による予防投与を自費で行うことができます。
予防投与は治療ではないので、健康保険は使えませんので自費診療となります。
●ご家族や、職場の同僚などが感染してしまった場合
●不特定多数の方と接触する機会の多い方(医療業や接客業、飲食店勤務など)
●飛行機や新幹線など、密室での移動が多い方。
など、感染のリスクが非常に大きい場合、
インフルエンザの治療薬は、感染予防にも用いることが可能です。
特に、受験や仕事など、重要なイベントを控えている方にお勧めです。
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<タミフル>
・治療では:1日2回5日間
・予防では:1日1回10日間
通常、成人は1回1カプセル(オセルタミビルとして75mg)を
1日1回、7~10日間服用します。
10日を上限として、タミフルを連続して服用している期間のみ
予防効果が持続します。
A型・B型両方のインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ効果があります。
予防投与の場合、患者さんと接触してから36時間以内に投与した場合に、
予防効果が発揮するとされています。
インフルエンザウイルスのA型・B型ともに、予防効果は認められています。
主な副作用 動悸、血圧低下、 蕁麻疹、血便、 腹痛など
診察料全て込みで10,000円(税抜)
<イナビル>
・治療では:1日1回2キット(10歳以上)、1キット(10歳未満)1日間
・予防では:1日1回1キット2日間(10歳以上のみ)
通常、成人は1容器を、1日1回、2日間吸入する、吸入薬になります。
A型・B型両方のインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ効果があります。
イナビルは1容器あたりラニナミビルオクタン酸エステルを
20mg含有しており、薬剤が2ヵ所に分割して充填されています。
必ず両サイドを吸入してください。
病院で医師や看護師の指導を受けながら吸入するのが安心です。
主な副作用 下痢、悪心、胃腸炎、蕁麻疹など
診察料全て込みで12,000円(税抜)
※小児への予防投与は行っておりません
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予防投与は原則として、上記のようなハイリスクな方のみ行われます。
インフルエンザの予防の基本は「予防接種」になります。
タミフル及びイナビルの予防使用は予防接種に置き換わるものではないので
「予防接種」は必ず事前に実施しておきましょう。
上記に該当されない方は、流行シーズンに入る前に予防接種を受けましょう。
また、普段からマスクをするなどの予防も大切です。
感染しないよう、日頃から予防に努めましょう。
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当院では、成人でも2回の予防接種を推奨しております。
特に、医療従事者や、不特定多数ぼ方と接触される方、飲食店等での勤務の方、
妊娠中の方、受験等重要な行事を控えている方や、そのご家族の方は
1回目の接種から1カ月あけての追加接種をおすすめしております。